ブログトップ

仕事以外真剣。

chnz.exblog.jp

「真剣にやれ!仕事じゃねぇんだ!」人生の師と仰ぐタモリ氏の名言に従って生きることに決めました。

2018年 03月 09日 ( 1 )

はいどうもjpslotusです。

トヨタ博物館まだまだ続きます。

今回は、この車から。















b0040606_17105864.jpg





アメリカのタッカーというメーカーのクルマです。
1948年製造なので車名もタッカー’48と言います。
と言う事は、ほぼこの年にしか製造されていないという事です。
しかもこのタッカーと言うメーカーさえ、ご存知ない方が多いでしょう。

それもそのはず、このタッカー、生産台数わずか50台。その50台目が完成した時には既にメーカーは解散されていたと言う悲劇のクルマです。
日本に現存するのはわずか2台、そのうちの一台がこの車でして、ワタシが今回トヨタ博物館まで来た理由の一つがこの車を直接見たかったからでもあります。

創業者のトマス・タッカーは野心的な人物で、当時アメリカの大メーカーが生産していた乗用車の安全性不足を問題提起し、この車を設計しました。
当時他のクルマにはないシートベルトを装備、エンジンをリヤに搭載し前方のクラッシャブルゾーン確保、運転はもちろんオーディオなどの操作系も全てハンドル周りに集中、フロント中央のライトはハンドル操作によって左右に後軸が可変し、万一の衝突時にはドライバーがフロントガラスに接触しないようにガラス自体が瞬時に外れる(!)など、エポックの塊のような車です。

タッカーはこの車を大衆車基準にすると言う壮大な野望を抱いて自動車業界に殴り込みをかけるわけですが、出る杭は打たれる。あっけなく大メーカーの政治的圧力に屈する事となり、わずか50台の生産でその幕を閉じます。




b0040606_1727047.jpg




ちなみに肝心の乗り心地ですが後年テストが行われた際、当時の技術を鑑みると驚異的な運転のしやすさと快適性だったそうな。




b0040606_17292147.jpg




続いてはコチラ。
トヨペットSA。
現在のトヨタのディーラーのひとつ、トヨペット店の名前のルーツがこの車です。
今でも車名が残るカローラ以前の大衆車候補として開発されましたが、実際には失敗に終わり、少量が生産されたのみ。






b0040606_17311345.jpg




こちらはポルシェ・356です。
911以前のヒット作です、確か生前のジェームス・ディーンがこれのスパイダーに乗っていたような。
今でも個人コレクターの手には結構な台数の356が現存しておるはずです。




b0040606_17352617.jpg




こちらは超有名、ベンツ・300SLガルウイング

この車が後にやってくるスーパーカーブームの先駆けと言ってもいいかもしれません。
ガルウイングドアもさることながら、大胆な造形のフェンダーアーチが強烈なインパクトを与えます。




b0040606_1737485.jpg





b0040606_17382646.jpg




そしてこちらは、キャデラック絶頂期の代表作、エルドラド
50~60年代の「自由の国・アメリカ」と言った風情がこれでもかと感じられます。
まぁその頃自由だったのはまだ白人ばかりだったでしょうけど。



b0040606_17415390.jpg



唯一無二の特徴的なテールフィン。
このムダ以外の何物でもないトコロがいかにもアメリカン。





b0040606_17463054.jpg





代わってこちらは徹底的に無駄を省いた日本を代表する大衆車、スバル360です。
ご存知ない方はいませんね、今更説明の必要も無い”ザ・国産車”の代表格。





b0040606_17464911.jpg



こちらも徹底的に無駄を省き、国産大衆車の座を狙ったフライングフェザーですが、小さなメーカーだった事による品質の乏しさで残念ながら成功とはならなかった車です。
しかし、戦後の国産大衆車の黎明期においては意欲作としてその歴史に名を残します。








b0040606_17511320.jpg





こちらは大衆車よりも更に小型なキャビンスクーターと呼ばれるジャンルの開拓を狙って作られた、フジキャビン


住江製作所でフライングフェザーを設計した富谷さんというデザイナーが富士自動車(現在の富士重工とは無関係)に移って作ったのがこのフジキャビン。

やはり当時、商業的には失敗だったそうですがフライングフェザーと同じく、少ない生産数と個性的なところから、現在では国産クラシックカーマニアの間で知らないものはいない程有名。





b0040606_1822575.jpg




今回のトリを飾るのは、この車。
シトロエン・DS
前回ご紹介した世界初のFF車、11CVも画期的でしたがこちらも更にスゴい。
前輪駆動は継承し、そこからさらにサスペンションにバネを使わず液体を用いるハイドロニューマチック・サスを搭載。そしてまるで宇宙船のようなデザインは1955年当時、本当に未来からやってきたクルマのように見えた事でしょう。

エンジン自体は平凡だったようですが、前衛的なスタイリングは空力性能が高く、高速でも安定し、何よりハイドロニューマチックサスの乗り心地は別次元だったとのことです。
大きな車体だけにお世辞にも小回りが利いたとは言えなかったそうですが、その乗り心地と安定性、信頼性はラリーレースにも多く使われ、果てはこの車をいたく気に入った当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールの大統領専用車両にもなりました。





いや、どうでもいいですけどホントにお宝満載でまだまだトヨタ博物館のお話は続きます。
というか続けさせてください。(笑)
[PR]
by jpslotus2000 | 2018-03-09 18:27 | 車好き。 | Comments(0)