日帰りドライブ一人旅。⑤
全てトヨタ博物館のせいです。(笑)
というわけで、今回も続きなんですけど、この車から。
現在も名前が残るトヨタ自動車の代表作、カローラの初代がこれです。
この頃はまだ大衆の憧れだったのか、それとも既に国民車として親しまれていたのか、ワタシにはわかりませんがとにかくあのカローラの名前を世に登場させた記念碑的なモデルである事だけは確か。
こちらはイギリスのジャガー、MKⅡというモデルです。
ワタシがニュージーランドに住んでいた頃、知り合った方がこれ持っていて少し運転させてもらったことがあります。
60年代クラシックではメジャーな車ですが、どうです、この造形美。
ワタシもお金持ちだったらこの車一台、保存用に所有したいくらいです。
ここにもありました、2000GT。
さすがトヨタ博物館、あの超貴重な2000GTがエントランスとここと2台も展示されてます。
まぁトヨタの工業遺産的な車ですからね、いくら見かけても拝見できるだけでありがたいものですよ。
この車、なんだと思います?
車名だけを聞けばご存知の方は多いと思いますが、実は日産・シルビアです。
初代のモデルですが、実に貴重な車でして、生産台数わずか197台。
クラシックカーオークションなんかでさえも滅多に出てこない超希少車です。
ワタシもここで初めて実物を見れました。
ちなみにバブル時代にバカ売れしたS13という型式のシルビアは数えて5代目にあたります。
こちらはいすゞ・117クーペ。
ジウジアーロデザインの美しいボディーは未だその魅力衰えず。
この展示車両は丸目ライトやバンパー形状からすると初期型のハンドメイドモデルですね。ますます貴重です。
この117クーペもそうだし、先ほどの初代シルビアなんか見ても思うのですが、どうして今現在、こんなデザインのクルマを作ろうとしないのか。
ミニバン全盛でいかつい顔にすれば売れるとでも思っているようなデカい強面ばかりが目立つ昨今、こんなデザインのクルマを現代的解釈で作ってくれればどれだけ魅力的な事か。
実際シボレー・カマロとかフォード・マスタングとかレトロモダンで評価されてるじゃないですか。日本でもやってくださいよ是非とも。
こちらは1970年代のアルファロメオ・1300Jr。
レトロ趣味ってわけじゃないけど、やっぱりこの頃の時代のクルマのカタチが大好き。
いーわーこのアルファも。
こちらは80年代ハイソカーブームの火付け役、初代ソアラです。
当時の贅を尽くした高級ラグジュアリークーペです。なんたってシートベルトまで専用品ですからね。
ほら、お判りでしょうか。
今見てもカッコいいわ。これとレクサスRC並べてどっちが欲しい?なんて聞かれても迷わずボクならこっち取ります。(笑)
この車の登場まではトラックやジープだけだった4WDを乗用車に採用したことで歴史を作った名作、アウディ・クワトロです。
WRCラリーにも参戦し、連戦連勝。乗用車でも4WDがいかに有効かを世に知らしめた傑作であります。
コチラも現在までその血脈が生きるトヨタの代表作、クラウンの初代モデルです。
「いつかはクラウン」という名コピーが誕生したのはこれよりずっと後の事ですが、この頃から既にゆるぎない高級車としての地位を確立しておりました。
最後にご紹介するのは、トヨタが初めて作った純レース用車両、トヨタ7です。
この7というのは、当時の参戦予定だったレースカテゴリーに由来するのですが、初代モデルは3リッター、それからこの個体である5リッターノンターボ、最終的には5リッターターボへと仕様が変化します。
とまあ、4回にわたってトヨタ博物館の展示車両をご紹介いたしましたが、これ以外にももちろん沢山貴重な展示車両の数々。
全部ご紹介できないのが残念ではありますが、良かったら皆さんも実際に足を運んで観て頂ければと思います。
世界的にもこれだけの歴史的価値の高いクルマ達が一堂に会する博物館は珍しいと思いますので、是非ともお勧めいたします。