初ライド。
実はこうして更新しているさなか、マジック2の広島カープの試合が気になって仕方ないんですけどね。(笑)
それはいいとして。
前回までにご紹介した私のニュー自転車、CANYON ULTIMATE CF SLX8.0 Di2ですが、いよいよ初ライドやってきまして。
やっぱり初ライドにはそれにふさわしい場所ということで毎度おなじみの自称準ホームコース、奥多摩都民の
森まで登ってまいりました。
雨の多い最近の天気の中、この日はよく晴れてくれました。
というわけで、淡々と乗り味を確かめつつ、都民の森まで登ってきたわけです。
そして今回は、というか今回も、ここから奥多摩湖まで下って青梅街道を戻るコース。
従いまして東京都道路最高地点、風張峠も制覇。
ここも何度か写真を撮っています、下り途中の月夜見駐車場から奥多摩湖を見下ろします。
実は7月にもここ走ったのですが、その時は湖面がかなり低く水不足をいやでも目の当たりにしたのですが、今回行ってみたらある程度回復していて一安心しました。
で。
自転車ですよジテンシャ。
今まで乗っていたピナレロ以外のカーボンバイクには乗った事がないので、比較対象が一台だけと言うのもナンですが、まず、
圧倒的に乗りやすい。
山に登るまでも無く、フツーに走らせているだけで路面のギャップとか細かい段差をフレームが吸収してくれているのが解ります。
これね、ホント素人でもすぐにわかるくらい。
山のぼっている途中でも体がきつくなってきた時に路面が荒れていたりすると、今までのピナレロだと少しでもスムーズなラインを走りたくなるのですが、極端な話このキャニオンは、
そんなのカンケーねぇ。(笑)
平地とか下りでもそのフレーム特性は非常にライディングの支えとなります。
例えば道路と橋梁の継ぎ目。
こういった所とか、コーナー手前の路面のギャップ、
こういう所とか。
そんな路面で跳ねたりせず、しっかりと追従しているのでサーフェースによってぺダリングが乱れる事が無く継続して一定のケイデンスを維持し易いですし、、下りでこういった路面を通る時でもも全然怖くない。
アメリカンバイクの、例えばスペシャライズド・ルーベのようなエラストマーフォークとか、トレック・ドマーネのISOスピードのようなギミックをフレームに搭載しているワケではないのになぜこんなに振動吸収性が高いのか。
振動吸収と言うより、振動減衰。
つまりフレームが振動を受けてから戻るまでの速さが異常。あっという間に路面の段差を無かったことにしてくれるというかね。その感覚があまりに面白いのでついついわざとマンホールの上とか通りたくなったりしますから。
それでいて登りでダンシングを始める瞬間とか、ゼロスタートの一気の加速とかで感じる車体剛性もシロートの私には持て余すほど高い。
普通に考えて振動吸収の為のしなやかさと、加速・コーナーリングの為の剛性って反比例するものなのですが、このフレームはその2つをとんでもなく高いレベルで共有してます。
グレード帯が違うので申し訳ないけど極端な話、今まで乗ってたピナレロは一体何だったのかと。
いや、さすがUCIプロチームが実戦で使うフレームだけあります。
私のような素人でもこのフレームの良さはすごくよくわかります。
但し私のような素人にはそのポテンシャルを使い切れません。凄すぎて。
おまけに今まで説明したインプレッションが、ピナレロで使っていたカンパニョーロ・ゾンダのホイールで走った上での話ですからね。純正のマヴィック・キシリウムプロだったら更にポテンシャル高いはずです。
ですが、だからと言って速く走れるかはどうかは全て乗り手次第には変わりないのでね。
これで走ったからといって山道がキツいのは変わるもんじゃないですから。(笑)
この日奥多摩で、登り・下り・平地を合計80km、獲得標高1600m走りましたが、初ライドだっただけに常に感動しきり。
スペック的に分不相応ですし、お値段もなかなかのモノでしたが、もう既に買ってよかった感120%。
後悔など微塵もございませんわ。
これからも自転車の話いろいろさせて頂くと思いますが、どうか気長にお付き合いくださいな。(笑)