ワールドカップの話をしよう2010。②
またまた旅行記をお休みしてワールドカップのお話をしちゃいますがいいですかね?
皆さん当然昨晩のゲームはご覧になりましたね?
結果は0-1でオランダに敗戦。
しかし私としてはこの試合、
驚きの敗戦でした。
確かにワールドカップと言う超短期一発勝負のイベントの中では、いくら内容が良くても負けてしまっては意味がありませんし、逆にいくら圧倒的に押されようとも一本取れれば勝ちは勝ち。
それはわかっています。でも昨晩の日本代表、このわずかな期間の中で
一体何が起こったのか!?
と言いたくなる位に素晴らしいサッカーを見せてくれました。
あの絶望を味わったキリンカップでの韓国戦と本当に同じメンバーなのか?と思えるくらいに。
カメルーンに勝ってからのオランダ戦、岡田監督の選択は「何もしない」だったように思えます。
メンバーもポジションも作戦も全部同じ。攻撃力も技術もカメルーンより更に上の相手に対してそのまま何も変えることなく最後は選手たちに任せた作戦の本当の意味。岡田監督は、
自信こそ最大の武器になる。
と考えたのではなかろうかと思うし、実際カメルーン戦以上に個々の意識は高かったように見えました。
もっと言いたいことはたくさんありますが、まず負けたとはいえ1点差の敗戦なのでデンマーク戦では得失点差で優位であること、そしてオランダ戦で得られた日本代表がデンマークに対して優位に試合運びできるであろう理由がもうひとつ。それは、
イエローカードを1枚ももらわなかったこと。
私の予想よりもオランダの攻撃がおとなしかった事もあるかもしれませんが、グループリーグが3試合しかない短期決戦の中でカードを貰わなかったゲームと言うのはとても重要なことです。
特にセンターバックと言うポジションはその仕事上ある意味イエロー食らってナンボの世界。中沢、闘莉王にとって2試合終わってカード0、それでいて失点がたったの1は大きい。デンマーク戦は思い切って体を張ることが出来るでしょう。
さてそれで、次戦デンマーク戦ですが、引き分け以上で勝ち抜けというスコア上では日本有利に違いありません。
が、
相手はオランダに負けず劣らず攻撃的なデンマークです。0-0という意識は最初から捨てたほうが無難かと。とにかくまずは守備で得点を与えないという意識は後手を踏みます。
ではどうすればいいか?あくまで私の意見ですが、いくら攻撃力があるとはいえ、ディフェンスはオランダ戦より遥かにやりやすい。
少なくともこの大会のデンマークの試合2ゲームを見ている限りでは、デンマークの攻撃はほとんどと言っていいほど右サイドの突破から始まります。そして更にカメルーン戦での2得点を見ると、オフサイドラインの上げの甘さ、そしてカメルーンディフェンスの緩慢なプレーから得点を得ています。このどちらも日本代表の過去2戦と照らし合わせると、さほど、というかほとんど恐るべき程のものではない。
もしデンマークの攻撃陣の出来ることがこの2戦ですべてだとするならば、ものすごく答えは簡単。
ロンメダールをツブせ。
右のロンメダールを遠藤と長友で抑え切れれば何も怖いことは無い。ココさえ機能させなければベントナーの高さ、決定力さえ無力化させたも同然です。左のヨルゲンセンでさえその存在意義を半減させられるのではないでしょうか。そこにボールが行くまでに長谷部と安部でエリアをカバーすれば良いだけですから。ただ厄介なのは日本戦で先発なのか控えで交代で出てくるか図りかねるトップ下のグロンケア。彼がどう動いてくるか、その点が対デンマーク戦の怖いところのひとつでしょう。
そして日本には更に得点のチャンスさえここにはあります。
デンマークはセンターバックの能力に疑問がある。更にそのうちの一人、キアルが累積で日本戦は出場停止。
中央突破こそ活路を見出すチャンス。
そしてそれを誰が?この人しかいません。
大久保嘉人!!
1トップの本田は囮です。
彼が中央に走りこんでディフェンダーを引き連れたところを大久保が背後から切り込む。
デンマーク相手に得点を取れる最も効率的なムーブメントのひとつだと思いますがいかがでしょうか。
今一番切れている大久保なら十二分にスピード勝負できる。それでダメなら再度本田、松井に切り返すという2段構えだって可能と思えるくらいデンマークのディフェンスに対して日本のスピードは有効でしょう。
ただ後は肝心の決定力が問題になってくるのですが。
少なくとも、
たった1得点でグループリーグ突破できても後は無い。
と言う事は日本代表、充分に肝に銘じておいていただきたい。
というわけで、ワタクシ的デンマーク戦展望でございました。
今現在パラグアイ対スロバキア戦チェックしながら打ったので疲れた・・・(笑)
始めてNZ全体がラグビー以外で盛り上がってるんを見てるわw
でもNZサッカーがんばってる!
当然です。彼は今の日本がやっている引いてカウンターと言うプレースタイルには不必要だから。
岡田監督がその前までこだわってきたパスプレーでこそ光るのだが、そもそもそのスタイルが大失敗だったわけだからね。