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仕事以外真剣。

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「真剣にやれ!仕事じゃねぇんだ!」人生の師と仰ぐタモリ氏の名言に従って生きることに決めました。

せっかくだから日本でやってきたこと2009。

はいみなさんこんにちわjpslotusです。
本日クライストチャーチははっきり言って寒いです。
だってヒータつけたもん。


それはいいとして日本滞在記なんですけどね。
日本へ帰ったら決まってやっていること、色々ありますがその中のひとつとして、



















クルマの試乗。




があるのですが、今回はわざわざ新車ディーラーへ出かける必要もなかったですね。
里帰り時には必ず会っている自動車評論友達Nが、知らんうちに新車に買い替えておりまして、運転させてもらいました。

して、そのクルマとは、



















せっかくだから日本でやってきたこと2009。_b0040606_1326661.jpg










三菱ランサー・エボリューションⅩ





なるほど前回のモーターショーで展示車しげしげ眺めていたわけだ・・・
まあ私もこんないい新車チャーチでは乗れる機会なんてほぼないですからね、有難くキーを預かりました。


して、地元近くの国道16号から水戸街道へ入り筑波、土浦を回って帰りは常磐高速を走ってみたわけですが、今回はその試乗インプレッションです。



まあ新車だけあってイマドキの外装、内装ですが、ボンネットにたくさん穴が開いてるクルマってそんなに趣味じゃないのは確か。(笑)
内装もインパネがなんてか、運転席、助手席側ともプラスチックの一体成型みたいなヤツはどうにも趣味に合わん。まあ最近のクルマってみんなそうだけどね。


でも肝心なのは「走り」の方でして。
まずシフトがSSTと言われる三菱独自のATモード搭載の2ペダルマニュアルなのですが、さすがにスポーツモードATと違ってシフトチェンジの反応の速さは素晴らしい。

でもこれ、DSG系2ペダルマニュアルとティプトロ系スポーツモードATはまったく別のものだと解っちゃいるんだけど個人的にマニュアルってヤツはちゃんとHゲート切れてないと「シフトチェンジしてる」という操作感に乏しいんだよなぁ・・・それならず~っとATで走らせていた方がラク。それ言ったら元も子もないんですけどね。(汗)


アクセルワークに話を変えてみると、街乗り程度だと当然思いっきり踏む事なんてできないのですが、それにしても発進時の加速感に乏しい。恐らくアクセル半開では危機回避の目的で意図的にそうしているのではなかろうかと思います。試しにほんの一瞬だけ全開に出来るチャンスがあったのですが、そりゃもぉ文字通り、「身体がシートに押さえつけられる」程のパワーでしたよ。


それだけのパワーを受け止めるブレーキの性能もさすが、というかこういったクルマにはもはや定番のBrembo製ですからね。ですが、やっぱり街乗りだとこれがかえってオーバースペックに感じるわけです。しょうがないけど。
効きが強いので低速での制動、特にクルマが停止する瞬間のブレーキリリースなんかが逆に神経使いますよ。意識してコントロールしないとほぼ間違いなく「カックンブレーキ」ですからね。


で、最も気になったのは足回り。
ランエボといえば当然スポーツ走行に特化したクルマであることには間違いないのですが、それにしてもこれは硬過ぎる。17インチのグリップの高いタイヤ履かせて、なおかつスプリングを締め上げてコーナーリングフォースを高めているわけですが、その分路面のギャップを拾った時のピッチングによる不快感は犠牲にしてます、はっきり言って。

本来の乗り心地は犠牲にしてでも硬い足と扁平タイヤで「安易に」トガったセッティングを演出しているようですが、そんな低い次元で「これがスポーツカーです。」と言われても納得出来ませんよ。まあ確かにそのおかげで超クイックなハンドリングにはなっているのですが。

但しダンパー自体の動きは非常にいいですね、特に戻り側のダンピングが速いので安定してます。これでスプリングがもう少し柔らかければ腰下のバタバタ感も薄れると思うのですが。

高速走行はなんてか、安楽そのもの。
車幅のおかげでトレッドもワイドだし、ボディーの剛性も高いし、トップギアに入っていれば時速120km/h程度ならエンジン回転に無理ないし、走ってて「どんな危機も回避できる。」みたいな安定感があります。惜しいのはそのボディーの剛性感のアピールの仕方がまた露骨というか、サスが硬いのでムリヤリそれに負けないように作ったみたいな印象を受けるんですよ。その点はドイツ製のクルマにはかないませんね。


色々文句ばっかり言ってしまいましたが、全体的な性能を含めて言えば、

「こんなクルマが400万前後も出せば買えちゃうんだからやっぱりニホンシャってすげーな。」

って感じ。電子制御システムてんこ盛りで、しかもコレだけパワフルなエンジンと強力なブレーキと、(ヘンな方向ではあるけど)それなりに金かけて作った足と、剛性の高いボディー。輸入車だったら恐らく1000万は越えるくらいの装備と性能を持っているわけですからね。うらやましいですよ実際。


もし自分がず~っと日本にいたままだったら今頃、同じくらいの値段の車乗ってたりするのかな~なんて思わず考えさせられましたね。

まあ何を持って幸せと思うかは人それぞれ違いますけどね。
それにしても値段を考えるとつくづくスゴい車だと思います。ボクは買わないと思うけど。(笑)



長々と専門的で、クルマに興味ない方にはくだらないお話してしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。
by jpslotus2000 | 2009-02-16 14:42 | 車好き。 | Comments(0)

by jpslotus2000