珈琲のある生活。④
以前から何度かコーヒーのお話をしておりますが、今回もいい豆仕入れてきました。
以前ご紹介しました通り、コーヒー豆はいつもお気に入りのやなか珈琲店で大概購入するのですが、ちょっと自宅近辺をお出かけしていた時に1軒のコーヒー屋さんを見つけましてですね。
多分個人経営のお店だと思うのですが、そのお店の名前はコーヒーの木と言います。
で、そこを通りかかった時に、ふと店頭の張り紙を見たら、
「エルサルバドル・100グラム500円」
って書かれてまして。
え?エルサルバドル500円で買えるの?
と、有無を言わさずお邪魔したわけですよ。
お相手してくださったのは、いかにも人のよさそうなおばちゃん。
ホントにエルサルバドル売ってました。もちろん100g単位で買えました。
なんか得した気分でお会計していると、レジ奥に並んでいる数種類のコーヒー豆の中の一つに気がつきました。
その容器に書いてあった豆の品種がですね、
アグロタケシ・ゲイシャ
多分コーヒー知っている人なら、
マ ジ か !!
と、目を疑いたくなるくらい驚くと思います。
ボリビア・アグロタケシ農園は、世界中のコーヒー生産地の中でも最も標高の高い場所にある農園でして(確か2000~2500mだったかと)、生産品質もトップクラス。
そしてコーヒー豆の種類であるゲイシャ種は主な生産地はパナマなのですが、一本の木からとれる果実の量が少なく、その分一粒一粒に栄養が行きわたっていて非常に高品質な種類で有名。
但しそんなもんですから生産量は極端に少なく、どっかのカフェで飲もうとすると一杯何千円もするくらいのシロモノです。
このアグロタケシ農園でもわずか150本しか栽培されていないとか。
そんなアグロタケシ・ゲイシャがなぜこんな小さなコーヒー屋さんに・・・
と思っておばちゃんに聞いてみたのですが、
「個人でやってるからこそ色々できるのよ♪」
との深い答えが返ってきましたけどね。
そもそもゲイシャなんてあなたもよく知ってるわね~、なんて事言われながらも、
「でも、お高いんでしょ?」
ってやっぱ気になるのはそこですよ。
ですが。
確かにコーヒー豆としては高価い。知らん人が聞いたらコーヒー豆ごときにそんなに金払うんか?って思うに違いないのですが、アグロタケシのゲイシャ種がどんなものか知ってる人にとっては間違いなく、
これは買い。
と、即断。
そんなプライス。
なので、即買い。(笑)
正確なお値段は、悪いですけどちょっとお話しできません。
というわけで、ここにございますボリビア・アグロタケシ・ゲイシャ100g。
早速頂いてみました。
一口すすった瞬間、口の中に広がるのはフルーティーな柑橘系の味わい。
その中にもダークチョコのような滑らかな苦みとコクがあって、もほんっと今まで味わった事のない独特のコーヒー感。
っていうかむしろ、
これがコーヒーか!?
と、ある意味圧倒されます。
凄く美味しいんですけど、美味しいとかそういう感覚とはまた違って、なんていうかね、
飲んでて楽しい。
そんな感覚の飲み物です。
あ、ちなみに。
もちろんエルサルバドルも美味しくいただきました。
でも多分、アグロタケシは次このお店に行ってももう売ってないでしょう。
超希少種だし、それをあんなお値段で出してたらすぐに無くなりますって。
そういう意味では、すごく偶然に恵まれたお買い物だったと思います。
それでもまたなんかコーヒー仕入れに行ってみよ♪